-その5−
参考図書:片岡寧豊著 「やまと 花萬葉」 (東方出版)
(ひらがなは万葉名、カタカナは現代名)
万葉の花については、万葉集の歌に出てくる花を現代植物に当てはめたもので、
どの花が当てはまるのか様々な説があり、はっきりと定義づけられていないものもあります
|
||
つぼすみれ(ニョイスミレ)−スミレ科− |
||
|
ねつこぐさ(オキナグサ)−キンポウゲ科− ねつこ草のようなあの娘に、もし逢っていなかったら 花は左の写真のようすから茎が十数センチほど伸び |
|
|
ねつこぐさ(ネジバナ)−ラン科− 「ねつこ草」を指すもうひとつの植物が「ねじ花」
|
|
|
むぎ(オオムギ)−イネ科− 馬柵越(うませご)しに麦食む駒の罵(の)らゆれど 柵越しに馬が青麦をたべると叱られるように 大麦 小麦は古い時代に中国から渡来し |
|
|
||
すみれは花も葉も生で食べることが出来る |
||
|
わらび(ワラビ)−イノモトソウ科− |
|
|
||
|
||
つぎねふ 山背道(やましろぢ)を 他夫(ひとづま)の 大和から奈良山を越えて山城へ行く道を よそのご主人は馬で行くのに 一人静は山地に自生し 茎の高さが20センチ程度
|
||
|
すげ・すが(スゲの総称)−カヤツリグサ科− 我妹子が袖を頼みて真野の浦の あなたの着物の袖でかくしてもらうことをあてにして |
|
|
||
------------------------------- 藤波の花は盛りになりにけり |
挿入しておりますmidi作品はMIDIショップ:Music
of My Mindさんの
「過ぎし日に花束を」です