Album2000−古都を歩く−元興寺極楽坊 桜
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奈良京都 桜、紅葉、花の名所散策記録写真集

 

元興寺極楽坊 桜

2004年4月2日

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奈良市中院町

開花の早かった今年の桜でした
この日、少し散り始めた元興寺極楽坊でしたが
訪ねる人も少なくのんびり出来たひとときでした


 

 

 

元興寺極楽坊

596年、蘇我馬子によって飛鳥に建立された法興寺(飛鳥寺)が
平城京遷都に伴って移され元興寺と改められました

平安前期まで 南都七大寺の一つとして発展 中世以降
智光曼陀羅を祀る極楽坊が浄土信仰の中心として庶民の信仰を集め
学問所として南都仏教をリードしました

かつては奈良町全体を境内とする広大な寺院でしたが
現在は極楽坊本堂と禅室を残すのみとなり
本堂と禅室の一部には飛鳥の法興寺時代の瓦が
数千枚使われています(赤っぽい瓦が飛鳥時代のもの)

大伽藍を誇った元興寺がその後
衰退していく過程で奈良町が出来ていったといわれています

世界遺産

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飛鳥から平城京にこの寺が移されたとき
元興寺の寺地は「平城(なら)の飛鳥」と呼ばれることとなりました。

ふるさとの 飛鳥はあれど あおによし
平城の明日香を 見らくしよしも 

大伴坂上朗女
万葉集より

 

高市郡のあすかから奈良の新京へ移って来た貴族たちにとっては
元興寺の伽藍が立ち並ぶ新しい奈良のあすかを賞でる気持ちと同時に
故郷のあすかをなつかしむ気持ちも強かったと思われます

(元興寺パンフレットより抜粋)

 


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